- 住宅ローンの延滞・滞納が時効になるのはいつ?
- 住宅ローンの延滞金を払えないなら自己破産したほうがいい?
- 住宅ローンを延滞・滞納したら信用情報やブラックリストに載る?
- 住宅ローンを延滞・滞納すると銀行口座は凍結させられるのか?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事では住宅ローンを滞納したときによくある疑問について詳しく説明していきます。
1.住宅ローンの延滞金を払えないなら自己破産したほうがいい?
住宅ローンの滞納を続けていると、最終的には家が競売にかけられてしまいます。
家を競売で手放して、ローンを0にすることができればいいのですが、ローンの残金、競売価格によっては競売で家を売ってもローンが残ることがあります。
競売だと相場の価格よりも最低でも30%近く安い値段になることが多いです。
そのため競売で家やマンションを売却しても、ローンを全額支払えないことが多いです。
例えば、ローンの残金が3000万円の状態で家が競売にかけられたとします。
競売価格2000万円だった場合、残りの1000万円も残ることになります。
もしも、このようにローンが残ってしまった場合、どうなるのか。
当然のように請求されます。
この場合ですと、家を失いながら1000万円を返済していかなければいけないのです。
借金を真面目に返済してもいいのですが、家もなくなっているので、正直な話返済する気が起きないですよね。
苦しい生活をしながらなんとか返済しても、あまり報われるものはないでしょう。
このように競売で家を売っても借金が残るようであれば、破産をするのも一つの手です。
結局住宅ローンが払えなければ家は没収されてしまいますし、自己破産をすればすべての借金をチャラにすることができます。
ただどうしても自己破産をしたくないという場合には、個人再生という方法もあります。
個人再生の場合、住宅ローン以外の借金を大幅に減額して返済することになります。
住宅ローンは今まで通り支払うことで、家を残すことができます。
また住宅ローン以外の借金の返済が楽になることで住宅ローンの返済にお金を回すことができます。
個人再生を行えば住宅ローンのリスケジュールで毎月の返済額を楽にすることもできます。
家を残しながら他の借金を減額できるというわけです。
いずれにしても債務整理をすることで、借金問題を解決することができます。
どういった方法で借金を整理するかはあなたの状況によって変わってきます。
もし借金の返済に困っているのであれば、一度弁護士に債務整理の相談をすることをお勧めします。
とはいえ、いきなり弁護士に相談するのはハードルが高いと思います。
そこで匿名無料で使える借金減額シミュレーターを使うことをお勧めします。
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利用したからと言って必ず依頼しなければいけないわけではないので、試しに使ってみることをお勧めします。
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2.住宅ローンの延滞・滞納が時効になるのはいつ?
住宅ローンの滞納が時効になるのは「競売終了から5年」経過したらです。
ちなみに、滞納を続けていたら競売まではほぼ自動的に進むので、家を残すことはできません。
あくまで時効の対象となるのは競売で家を売ってもローンが残った場合です。
家を手放した状態で、そのまま逃げ続ければ時効を迎えることができる可能性もあるということです。
ただ実際には競売で家を売り払うだけでなく、裁判を起こして給料の差し押さえを行います。
ローンの残金が高額であれば、すべて回収しようと色々な手を使ってくる可能性が高いですからね。
正直、時効を迎えるのは難しいです。
また、5年経てば自動的に時効になるのではなく、時効の援用の手続きを行う必要があります。
時効の援用とは、「もう時効になったので請求をやめてください」という内容を相手に送ることを指します。
相手に時効になったことを宣言して初めて時効が認められるということです。
ただ注意したいのは、基本的には5年なのですが、時効の延長を行うことで最大で10年間延長を行うことができます。
つまり、場合によっては15年間逃げ続ける必要があるということになります。
相手が時効にならないように色々な手を使っている場合があるので、時効の援用の手続きを行う時には念のため弁護士に相談の上行うことをおすすめします。
3.住宅ローンを延滞・滞納したら信用情報やブラックリストに載る?
住宅ローンを滞納した場合、信用情報に「延滞」の情報が載ります。
一般的には1か月の滞納くらいでは信用情報に載せないことが多く、3か月以上の滞納で信用情報に傷がつくことが多いです。
3か月以上滞納を続けるとブラックリストに載るということになります。
ブラックリストに載ると、新しく自動車ローンを組むときや消費者金融やカードローンでお金を借りるときの審査に通りにくくなります。
住宅ローンなどすでに借りている借金については特に影響はありません。
また他のデメリットとしてはクレジットカードの使用に制限がかかる場合があります。
新規にクレジットカードを作ることはもちろん、今使っているクレジットカードもいきなり使えなくなる可能性があるので注意してください。
4.住宅ローンを延滞・滞納すると銀行口座は凍結させられるのか?
住宅ローンの返済を延滞・滞納していると銀行口座が凍結される可能性はあります。
住宅ローンを借りている銀行口座は凍結されてしまいます。
住宅ローンには関係がない銀行口座であれば、滞納をして口座凍結になることはありません。
期限の利益を損失した場合には、銀行口座を凍結して口座に入っている貯金は住宅ローンの返済に使われることになります。
借金を回収するために、入出金ができないように一時的に口座凍結を行うようになっているのです。
銀行口座が凍結するタイミングは期限の利益を損失した場合になるので、およそ滞納から3か月後になります、
もし住宅ローンを借りている銀行口座に貯金をしている場合には、早めに他の銀行口座に移すことをお勧めします。