うつ病の人が自己破産で有利に進めるポイントを紹介!

自己破産 うつ病

  • うつ病の人でも自己破産はできるのか?
  • うつ病で借金額はいくらから自己破産できるのか?
  • 自己破産するときうつ病の医師の診断書は必要なのか?
  • うつ病で失業して借金返済ができない場合はどうすればいい?

などいろいろ気になることがあると思います。

そこでこの記事ではうつ病の人の自己破産の手続きについて詳しく説明していきます。

1.自己破産はうつ病の人でもできる?

うつ病が原因で失業したとき借金を抱えているとその後の返済が難しいですよね。

働きたくても働けない状態になりますから、自己破産を検討するもの一つの手段です。

うつ病になった場合でも自己破産を行うことはできるのでしょうか?

 

結論を言いますと、うつ病の人でも問題なく自己破産をすることができます。

自己破産をするときには「支払い不能状態」であることが求められます。

簡単に言えば、借金を支払うことが無理だということを客観的に証明する必要があります。

例えば、月収20万円の人が1億円の借金を抱えてしまった場合は明らかに借金を返済するのが無理ですよね。

 

このように支払い不能状態である必要があるのですが、うつ病の場合も支払い不能状態に当てはまります。

うつ病になって失業して収入がなくなってしまう人もいます。

うつ病はすぐに治るものでもありませんので、十分に支払い不能状態とみなされます。

・借金額がいくらから自己破産できるのか?

自己破産をするときには借金の金額は関係ありません。

上でも説明したように支払い不能状態にあることがポイントになっています。

なので、100万円以下の借金であっても、うつ病で失業してその後も働くことが難しければ自己破産をすることができます。

金額による制限はないので、うつ病で借金を支払うことができないという場合には、弁護士に相談をすることをお勧めします。

2.うつ病で自己破産をするときには医師の診断書があると有利

うつ病の人は自己破産をするときに、かなり有利に手続きを進めることができます。

一般的には自己破産の手続きをするにあたって、裁判官が申立人と面接をします。

この時に自己破産に至った経緯や借金原因、反省の態度などをいろいろと調べます。

しかし、うつ病の人は裁判官との面接が省略されるケースもあるのです。

うつ病の人には裁判所としても、あまり無理をさせたくないという気持ちがあります。

また仮にしつこく質問などをしてうつ病の人を追い込んでしまうと、よりうつ病の症状が悪化する可能性もあります。

そういった責任を取るのも裁判所は嫌がるので、比較的スムーズに免責が認められることが多いです。

 

こういった利点があるため、うつ病を悪用して自己破産を行われる危険性があります。

そこで医師の診断書でうつ病であることを証明したほうが、自己破産の手続きがスムーズに進みます。

もちろん自己申告でも自己破産の手続きは進めることができますが、自己申告だけだと裁判官との面接がある可能性が高くなります。

医師の診断書があるとうつ病であることを証明すれば、裁判所も「この人は本当にうつ病なんだな」と理解してくれ手続きが省略されやすくなります。

もちろんうつ病の診断書を出せば必ず面接がなくなるわけではありませんが、手続きをスムーズに進めるためにも診断書を用意しておいた方がいいですね。

3.弁護士にもうつ病であることはきちんと話す

上でも紹介しているようにうつ病は自己破産の手続きにおいて有利に働きます。

しかし、うつ病であることを弁護士に話すと、面倒くさい相手だと思われてしまうことを恐れるかもしれません。

しかし、弁護士に自己破産の手続きをお願いする際にも隠さずきちんと伝えることをおすすめします。

うつ病だと分かれば弁護士も積極的に裁判所に手続きが簡易的なもので済むように伝えることもできます。

逆にうつ病だと分からなければ弁護士としても動きようがありません。

弁護士は味方なので正直にうつ病の状態について話すことをおすすめします。

 

とはいえ、いきなり弁護士に相談するのはハードルが高いと思います。

そこで匿名無料で使える借金減額シミュレーターを使うことをお勧めします。

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利用したからと言って必ず依頼しなければいけないわけではないので、試しに使ってみることをお勧めします。

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4.うつ病で失業して自己破産費用がない場合の対処方法

・傷病手当や失業手当を申請する

うつ病で失業した場合には、傷病手当や失業手当がもらえます。

傷病手当の場合は給料の3分の2の金額をもらえます。

傷病手当は失業する前に就労が不可能な状態になっていることを証明する必要があります。

すでに失業してしまい証明するのが無理な場合には失業手当を受けることになります。

ちなみに傷病手当の方が失業手当よりも補償の内容が充実しています。

傷病手当の詳細ついては全国健康保険協会「傷病手当金」の公式サイトをご覧になってください。

傷病手当や失業手当をもらうことで、一時的に収入を得られるのでそれを自己破産の手続きに使うことができます。

・法テラスを利用する

傷病手当や失業手当を利用しても自己破産費用を用意するのが難しい場合には、法テラスを利用してください。

法テラスを利用することで、一時的に法テラスが自己破産の弁護士費用を立て替えてくれます。

自己破産の手続き後返済していく必要があります。

5.生活保護申請をする前に自己破産をしておく

うつ病で失業した場合には、生活保護をもらうことを検討している人もいるかと思います。

しかし、借金を抱えている場合だと生活保護申請をしても通らないことが多いです。

生活保護は必要最低限度の生活を送るための制度で、借金を返済するための生活保護費を使われるのを防ぐ必要があるからです。

そのため福祉事務所に生活保護の相談をしに行くと債務整理(自己破産)をすることを勧められます。

もしくは債務整理(自己破産)を条件にしてくることが多いです。

なので、うつ病で働くことができないから生活保護を申請するという場合には、あらかじめ借金を自己破産しておいた方がいいです。

 

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