- 借金の踏み倒しは夜逃げしたほうが逃げ特?
- 自己破産すれば合法的に借金を踏み倒すことができるって本当?
- 自己破産すれば人生をやり直しできる?どんなデメリットがあるのあ?
- 自己破産と夜逃げどっちのほうがお得?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事では、自己破産と夜逃げの特徴をそれぞれ比較しながらどちらがいいのかを解説していきます。
1.借金を夜逃げで踏み倒すときのデメリットとは?
借金を夜逃げで踏み倒すか、自己破産で合法的に踏み倒すかですが、結果としてはどちらも借金を返済しなくてよくなります。
そのため夜逃げと自己破産を比較するのであれば、どちらの方がデメリットが大きいかになると思います。
まず借金を夜逃げで踏み倒すときのデメリットとしては
- 借金の時効を迎えるまでに最大で15年かかる
- ブラックリストの解除まで20年かかる
- 住民票が使えなくなる社会保障制度が使えなくなる
- 夜逃げ後に見つかったら取り立てにあう
などのデメリットがあります。
・借金の時効を迎えるまでに最大で15年かかる
借金を夜逃げをすることで、消費者金融やカードローン会社からの取り立てがなくなります。
しかし取り立てられなくなったからと言って、借金が0になったわけではありません。
夜逃げをした段階では借金が残っています。
どうすれば借金を返済する必要がなくなるのかと言いますと、借金返済の時効を迎えることです。
法人相手に借金をしているのであれば、時効は5年となっています。
しかし借金の時効は裁判を起こすことで最大10年間時効の中断を行うことができます。
つまり、時効を迎えるためには最大で15年かかかるというわけです。
また15年経過すれば自動的に借金返済の義務がなくなるわけでなく、そのあとに時効援用の手続きを行う必要があります。
時効援用の手続きとは「借金の時効を迎えたのでもう返済しません」という宣言みたいなもので、これをやって初めて借金の返済義務がなくなります。
いずれにしても借金の取り立てから最大で15年間は逃げ続けなければいけません。
・ブラックリストの解除まで20年かかる
借金から夜逃げをする場合借金の返済を滞納し続けるわけですから、当然ブラックリストに載ります。
その期間中は新しく借金をしたり、クレジットカードを使うことはできなくなります。
滞納期間中はずっとブラックリストの情報が更新され続けます。
時効援用の手続きを行うことで、ようやく返済義務がなくなり、そこから5年間で信用情報が消えます。
そのためブラックリストの解除されるのは最大で20年というわけです。
夜逃げで借金を踏み倒す場合には20年間、借金をしたりクレジットカードを使ったりできなくなると思ってください。
・住民票が使えなくなる社会保障制度が使えなくなる
夜逃げをして借金取りから逃げるときには、居場所をくらませる必要があります。
住民票を移してしまうと、せっかく夜逃げしても居場所がバレれしまい再び取り立てを受けることになります。
夜逃げ期間中は住民票が使えなくなると思ったほうがいいです。
住民票を移動させないと、各種社会保障制度が使えなくなります。
他にも免許の更新などもできなくなるので、いろいろと不便になると思います。
そんな苦しい生活を借金の時効を迎える15年間続ける必要があります。
・夜逃げ後に見つかったら取り立てにあう
夜逃げをしてもすぐには借金はなくなりません。
夜逃げをして借金の時効を迎えて初めて借金の返済義務はなくなります。
もし夜逃げ後に見つかってしまった場合は、再び取り立てにあうことになります。
一度夜逃げをして滞納をし続けているのであれば、間違いなく裁判を起こされます。
裁判を無視してしまうと、強制執行によって財産や給料の差し押さえを実行されることになります。
一度見つかってしまったら、再び逃げるのは難しいと思ったほうがいいです。
夜逃げ中は銀行や貸金業者に見つからないように、ひっそりと生活しなければいけません。
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2.自己破産で合法的に借金を踏み倒すときのデメリットとは?
・ブラックリストに載る
自己破産をするとブラックリストに載ります。
これは夜逃げしたときと同じですが、ブラックリストから削除されるまでの期間は5~10年ほどです。
信用情報機関によって削除までの期間は異なりますが、夜逃げをした場合よりかはブラックリストに載っている期間は短くなります。
・家や車などの財産を没収される
自己破産をすることで借金返済が免除されますが、それと同時に家や車などのプラスの財産も没収されてしまいます。
主に没収される可能性が高いのは
- 預金
- 自動車
- 家やマンション
- 解約返戻金のある保険
などです。
特に没収されるラインとなるのは20万円以上の価値のある財産です。
それ以下の価値しかない財産であれば、基本的に手元に残すことができます。
例えば、車の場合、20万円以上の価値のある車は没収されてしまいますが、20万円未満の価値しかない車であれば、そのまま所有し続けることができます。
また日常生活を送るために必要なものについては差し押さえ禁止となっているので、自己破産をしたからと言って生活ができなくなるということはありません。
3.自己破産と夜逃げのどちらの方がいいのか?
自己破産と夜逃げで踏み倒す場合のそれぞれのデメリットを見てきました。
デメリットを比較すれば分かると思いますが、自己破産のほうがデメリットが少ないと思いませんか?
自己破産のほうがブラックリストに載る期間も短いですし、日常生活に支障をきたすなんてこともありません。
夜逃げをする場合には、その後の人生をひっそりと暮らさなければならず、まともな生活を送ることはできません。
でも自己破産であれば、その後の人生は普通に送ることができます。
自己破産後であれば借金の返済に苦しめられることもなくなり、日常生活が楽になると思います。
夜逃げを考えるくらいなら自己破産をすることをお勧めします。
もしかしたら借金状況によっては自己破産をしないで借金が整理できる場合もあります。
自己破産を含めどういった方法で借金を整理すればいいかについては、弁護士に相談することをお勧めします。
とはいえ、いきなり弁護士に相談するのはハードルが高いと思います。
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利用したからと言って必ず依頼しなければいけないわけではないので、試しに使ってみることをお勧めします。