カードローンの返済が苦しくなってくると減額できたり免除されたりしないかなと考える人は少なくないはずです。
「少しでも借金を減額できれば、きちんと返済できるのに」
「どう頑張っても返済できないから、借金を免除してほしい」
「カードローンの毎月の返済をどうにか減らしたい」
と考えているのであれば、この記事は非常に参考になると思います。
この記事では、カードローンの返済の減額や免除について詳しく解説していきます。
1.カードローンの毎月の返済額は減らすことができます!
もし毎月のカードローンの返済がすこし苦しくなってきたのであれば、毎月の返済額を減らして対応することができます。
各カードローン会社ごとに最低返済額というのが決まっています。
最低返済額までであれば月々の返済を減らすことができるので、返済が苦しいという場合には利用するのも一つの手です。
各カードローン会社の最低返済額のおおよその目安を紹介します。
カードローン会社 | 最低返済額 | ||
10万円 | 50万円 | 100万円 | |
三井住友銀行 | 1,500円 | 8,000円 | 15,000円 |
みずほ銀行 | 10,000円 | 10,000円 | 20,000円 |
三菱UFJ銀行 | 2,000円 | 10,000円 | 20,000円 |
楽天銀行 | 2,000円 | 5,000円 | 8,000円 |
アイフル | 4,000円 | 13,000円 | 26,000円 |
アコム | 3,000円 | 15,000円 | 30,000円 |
プロミス | 4,000円 | 13,000円 | 26,000円 |
SMBCモビット | 4,000円 | 13,000円 | 26,000円 |
新生銀行レイク | 3,000円 | 12,000円 | 21,000円 |
※返済方式や金利によって異なる
ただし注意点が一つあります。
それは一時的に返済額が減らすことで、借金の合計の返済額は増えることになります。
最低返済額は多くの場合「利息+ちょっと」という金額に設定されていることが多いです。
最低返済額まで毎月の返済額を減らしてしまうと、元本をほとんど返済することができなくなるのです。
完済までの年月が伸びるので、その分トータルの返済額が増えてしまいます。
なので、あくまでこの方法は一時的に収入が減って返済に困った場合に使うようにしましょう。
のんびりと返済をしていると返済する金額がどんどん増えてしまいます。
収入の余裕が出たら余分に返済をするように心がけましょう。
2.カードローンの借金額の減額や免除をする方法とは?
毎月の返済額ではなく、カードローンの借金そのものを減額したい場合、借主本人が直接交渉をしても減額や免除を行うことはできません。
そういったことを受け入れていたら、カードローン会社に大きな損害が出るので当然ですよね。
借金額を減らしたり免除したりすることができる方法は一般的に以下の2つがあります。
- おまとめローン
- 債務整理
おまとめローンでカードローンの借金をまとめる
一般的にはおまとめローンを使うと金利が少し安くなるので、合計の返済額は少し減らすことができると言われています。
しかし、銀行カードローンの場合は金利が低めに設定されているので、おまとめローンを利用してもそれほど返済額を減らす効果はありません。
消費者金融のカードローンであれば、金利が高めに設定されていることが多いので、まとめることで金利を安くできる場合もあります。
また上の方でも説明しましたが、毎月の返済額を減らしてしまうと借金の返済額は増えてしまいます。
おまとめローンで借金を返済するときには、毎月の返済額は変えずに返済していく必要があります。
今までと同じように借金を返済しなければいけないので、返済が苦しい時にはあまり効果を感じにくいです。
あまり減額効果がなく毎月の返済額を減らすこともできないので、正直な話手間がかかるだけなのがおまとめローンです。
債務整理を使えば根本的にカードローンの借金の減額や免除ができる!
債務整理は弁護士に依頼をすることで可能になる、借金減額方法です。
債務整理には、任意整理、個人再生、自己破産などいくつかの種類があります。
どれくらい借金額を減額ができるのかはどの方法で整理するかによって異なります。
ただ最も減額される金額が小さい任意整理でも、
- 将来かかる利息が0
- 遅延損害金は0
- 3~5年の分割払い
という形で借金の返済ができます。
今の元本を3~5年かけて返済する形になるということです。
借金額にもよりますが利息がカットされることで100万円以上トータルの返済額を減らすことができます。
多くの場合、カードローンの借金は任意整理で着実に借金を返済していくという形になります。
また、あまりにもカードローンの借金額が多い場合には自己破産で借金を免除することもできます。
借金でいつまでも苦しんでいるよりも、いちどリセットして人生をやり直した方がいいです。
どの種類の債務整理を使うかは、あなたの借金額や収入状況によって変わります。
もし返済に困っているなら、一度こちらの借金減額シミュレーターを使っていくら借金が減るのかだけでも調べてみることをおすすめします。