- 年金受給者の場合、借金の未払いや滞納があると年金を差し押さえられるのか?
- 借金の滞納で年金が差し押さえられるときに金額は決まっているのか?
- 借金の未払いで年金の差し押さえは違法?差押禁止って本当なのか?
- 借金の滞納したとき銀行口座の中にある年金は差し押さえられる?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事では年金の差し押さえについて詳しく説明していきます。
1.年金受給者が借金地獄にはまりやすい!
年金受給者であっても、お金を借りられるところはあります。
年齢制限があるので、誰でも借りられるわけではありませんが、69歳未満であれば借りられる消費者金融やカードローンもありますね。
また、年金をもらう前で普通に働いているときからの借金が残っているということもありますよね。
そうなると自然と年金で借金の返済を行うことになります。
ただ年金生活となると働いていた頃よりも収入が減ってしまうことが多く、借金を自力で返済することができない人も多いです。
また急な出費があった時に追加で借りてしまうこともありますからね。
年金受給者が借金地獄にはまると抜け出しにくくなります。
2.借金を滞納して年金が差し押さえられることはあるのか?
借金の返済をしているときに一番怖いのは、借金の滞納による差し押さえです。
生活の基盤になっている年金が差し押さえられてしまったら生活できなくなるかもと不安になりますよね。
しかし、年金は差し押さえ禁止です。
借金の返済せずに滞納を続けていると、最終的には裁判を起こされて、強制執行による差し押さえが実行されます。
差し押さえでは、給料や口座、家、土地などが差し押さえられますよね。
しかし、年金は差し押さえの対象外となっています。
なので、借金を滞納しても、年金がもらえなくなることはないので安心してください。
2.銀行口座に入っている年金は差し押さえられる可能性あり
借金を滞納した場合の差し押さえでは、注意点があります。
年金をもらう時に差し押さえられることはないのですが、もらった後のお金は差し押さえられる可能性があります。
銀行口座に振り込まれた時点で「年金からただの貯金」に変わるので、他のお金と同じような扱いになります。
貯金があれば差し押さえの対象ですし、普通に考えて借金の返済をしなければいけないのは当然です。
最悪のタイミングだと、年金が振り込まれた直後に銀行口座の差し押さえをされることもありますね。
この場合は、取り消しの申請をすれば、取り消してもらうこともできますが、お金は一部しか戻ってこないこともあります。
・銀行カードローンの場合は口座凍結の可能性も
銀行系カードローンでお金を借りている場合、滞納をしていると銀行口座が凍結されます。
銀行口座にあるお金は銀行に取り上げられることになります。
また銀行口座が凍結されることにより、その口座の入出金がしばらくできなくなります。
もし銀行系カードローンを利用している場合には、年金が振り込まれる口座は別に作ったほうが安心です。
3.年金を担保にした借金の場合は差し押さえられる
一般的には年金を担保にしてお金を借りられないことになっています。
しかし、独立行政法人の福祉医療機構では、例外的に年金を担保にしてお金を借りることができます。
この場合は年金を担保にするので、未払いが生じた場合には年金の差し押さえが実行されることもあります。
ただ支払いについては、多少融通が利くみたいなので差し押さえになる前にきちんと相談をするようにしましょう。
4.借金の返済に困ったら差し押さえ前に債務整理がおすすめ
借金の滞納をしても年金が差し押さえられることはありません。
しかしだからと言って、借金の滞納をし続けるのはよくありませんし、銀行口座が差し押さえられる可能性もあります。
借金の返済に困ったら、弁護士に債務整理の依頼をするのがおすすめです。
債務整理をすれば、借金を減額することができ、今の収入状況でも返済を可能にしてくれます。
債務整理をするデメリットとして、信用情報に事故情報が載るというのがあります。
信用情報に事故情報が載ると、新しく借金をすることができなくなります。
事故情報が載っている期間は5~10年ほどになります。
ただ年金をもらう年齢ということは、もうすでに借金をすることが難しくなっています。
たいていの場合65歳前後ではローンの借り入れの対象外になっているので、いずれにしても新しく借金をすることはできません、
なので、債務整理を行うデメリットは実質的にはないようなものですね。
借金をし続けるよりも、債務整理したほうが、その後の生活も楽になります。
年金生活という限られた収入なのであれば、早めに対処することをお勧めします。
・自己破産しても年金が差し押さえられることはない
債務整理の中でも最も強力なのが、自己破産です。
自己破産をすれば、借金をチャラにできるので、どうしても借金が返済できないという場合には自己破産をすることになるかと思います。
この時年金が自己破産によって差し押さえられたり、没収されないか心配になるかもしれません。
でも、他の差し押さえと同じように、自己破産をしても年金が差し押さえられることはありません。
自己破産後も問題なく年金を受給し続けることができるので、安心してください。
まとめ
年金というのは基本的には差し押さえをすることはできません。
しかし、だからと言って借金を放置しておいていいということはありません。
しっかりと返済することが望ましいです。
望ましいですが、どうしても返済ができないという場合には弁護士に債務整理の相談をすることをお勧めします。
債務整理をすれば借金を減らすことができるので、今よりかだいぶ返済が楽になるでしょう。
落ち着いた生活を手に入れるために一度弁護士に相談することをおすすめします。
とはいえ、いきなり弁護士に相談するのはハードルが高いと思います。
そこで匿名無料で使える借金減額シミュレーターを使うことをお勧めします。
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利用したからと言って必ず依頼しなければいけないわけではないので、試しに使ってみることをお勧めします。