個人再生や自己破産で親や親戚からの借金を除外できる?

個人再生 自己破産 親からの借金

  • 自己破産で両親からの借金を免除の対象外にすることはできるか?
  • 個人再生で親戚から借りたお金を外して借金を整理することはできるのか?
  • 両親や親戚に迷惑をかけずに自己破産する方法はないのか?
  • 両親からの借金を隠して自己破産や個人再生の手続きを行っても大丈夫か?

など気になることがあると思います。

そこでこの記事は親や親戚からの借金と個人再生や自己破産について詳しく説明していきます。

1.個人再生や自己破産で両親からの借金を外すことはできるのか?

借金の借入先が消費者金融や銀行だけの場合であれば、それほど気にせず個人再生や自己破産を選択することができます。

しかし、親や親戚などにお金を借りている場合、その借金だけを除外して返済していきたいと申し出る人は少なくありません。

やはり親や親戚には迷惑をかけられないですからね。

なんとか迷惑をかけずに済ますことができないかと頭を悩ましますよね。

残念ながら、親や親戚からの借金だけを個人再生や自己破産の対象から除外することはできません。

すべての借金を対象とするのが、個人再生や自己破産となっています。

 

個人再生や自己破産には、借金の返済に苦しんでいる人を救済するという意味合いもあります。

一部の借金だけを残すことを許すと、個人再生や自己破産をしても借金の返済が楽にならない場合があります。

これでは、個人再生や自己破産をした意味がなくなってしまいます。

なので、親や親族の借金も関係なくすべての借金を大幅に減額したり、チャラにしたりすることになります。

2.両親や親戚からの借金を外して借金を整理する方法とは?

個人再生や自己破産では、すべての借金を対象にする必要があります。

しかし、債務整理には、個人再生や自己破産だけでなく「任意整理」という方法があります。

 

任意整理であれば、借金を整理する相手を選ぶことができます。

なので、消費者金融やカードローン会社、クレジットカード会社などの法人だけを対象に、借金を整理することができます。

この方法なら親や親戚からの借金があっても、迷惑をかけることはありません。

親や親戚から借りたお金を整理したくないという場合には、任意整理の手続きで借金が返済できないかを弁護士に相談してみることをお勧めします。

自分では自己破産をするしかないと思っていても、案外任意整理で整理できることも多いですよ。

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3.個人再生や自己破産をしても両親や親戚に迷惑をかけない方法とは?

任意整理で借金を返済できるようであればいいのですが、あなたの収入状況や借金額によっては任意整理では借金を整理することができない場合もあります。

特に多額の借金を抱えている場合には任意整理では少し厳しいです。

せっかく任意整理の手続きをしても返済することができなければ意味がないので、返済する余裕がないのであれば、無理に任意整理を選ばないようにしましょう。

 

一応、個人再生や自己破産をしても両親や親戚に迷惑をかけない方法があります。

それが個人再生や自己破産後に自らの意志で借金を返済するという方法です。

 

個人再生や自己破産を行うことで、借金の一部または全額の返済が免除されます。

借金の返済が免除されたからと言って、お金を返済してはいけないという法律はありません。

ただ自己破産をすることで、法律的には借金の返済義務がなくなるため、事前にどのような契約書を作ったとしても無効になってしまいます。

親や親戚に「自己破産(個人再生)をしても絶対に全額返済する」と約束しても、口約束程度の効果しかありません。

約束をしたのであれば、信頼を裏切ることなく、きちんと返済するようにしましょう。

4.個人再生や自己破産の手続きで両親や親戚の借金を隠すのはあり?

個人再生や自己破産の手続きをするとき「どこからいくら借りているのか?」という情報は自己申告となります。

そのため手続きをするときに、両親や親戚からの借金を申告しなければ、迷惑をかけることがないじゃないのか?と思うかもしれません。

しかし、個人再生や自己破産の手続きをするときに一部の借金を申告しないと、免責不許可事由に当てはまり免責が認められない可能性があります。

免責が認められないとせっかく自己破産をしても、借金の返済が免除になりません。

つまり、親や親戚からの借金を隠していることがバレたら、他の借金まで残ってしまうということになります。

自己破産や個人再生の手続きをするときには、申請されたほかに借金をしているかどうかを調べます。

そんなリスクを冒すのは危ないので、きちんと親や親戚からの借金も申告して手続きを行うようにしましょう。

まとめ

個人再生や自己破産で、親や親戚からの借金を対象外にすることはできません。

しかし、個人再生や自己破産の手続きを行った後に自主的に返済することは禁じられていないので、そういう約束をすることで迷惑がかからないでしょう。

自分では自己破産しかないと思っていても、借金状況によっては自己破産をしなくてもいい場合もあります。

本当に自己破産する必要があるのか気になるなら、とりあえず借金減額シミュレーションを使っていくら借金が減るのかだけでも調べることをお勧めします。

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