- クレジットカードのキャッシングの過払い金返還請求はできるのか?
- クレジットカードのリボ払いでも過払い金が発生していることはあるのか?
- クレジットカードの過払い金返還請求を行うときの注意点とは?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事ではクレジットカードの過払い金返還請求について詳しく説明していきます。
1.クレジットカードのリボ払いで過払い金が発生していることはあるのか?
リボ払いでも過払い金が発生している場合があります。
2008年より前にはグレーゾーン金利といって、利息制限法によって定められている金利よりも多くの金利が設定されている時期がありました。
その期間にクレジットカードのリボ払いなどで借金をしていた場合には、通常よりも多くの利息を支払っていることになります。
その余分に支払ったお金に関しては過払い金返還請求をすることで取り戻すことができます。
2.クレジットカードの過払い金返還請求ができるのはキャッシングだけ
クレジットカードを利用した借金の場合でも過払い金が発生していることはあります。
過払い金が発生しているのであれば、消費者金融業者と同様に過払い金返還請求することができます。
ただし、クレジットカードの場合は消費者金融と違ってお金を借りるとき以外にもクレジットカードを使うので計算方法に気を付ける必要があります。
クレジットカードは主に3つの使い方があります。
- リボルビング方式(リボ払い)の借り入れ
- 翌月一括払いのマンスリークリア方式の借り入れ
- ショッピング(買い物)
上の2つがキャッシング(借り入れ)ですね。
クレジット会社に過払い金を請求するのであれば、キャッシングとショッピングは別々に引き直し計算をする必要があります。
というのも、ショッピングの場合は立て替え払いの契約で、利息や手数料が付いてもその金額は安いので過払い金が発生していることはほとんどありません。
それに対して、
キャッシングは金銭消費貸借契約で利息が利息制限法よりも高かった時期があるので、過払い金が発生してくることがあります。
つまり、クレジットカードの過払い金返還請求ではショッピングとキャッシングは別物ということになります。
あくまで過払い金返還請求ができるのは、キャッシングの部分だけになります。
・クレジットカードの過払い金の引き直し計算方法の注意点
リボルビング方式とマンスリークリア方式は同じ契約書で返済方法が決まっているので、まとめて計算してもOKです。
まとめて計算をする方が、計算もしやすくなりますし、過払い金の金額が大きくなります。
しかし、クレジット会社はまとめて計算していると過払い金返還請求をしても簡単に合意してくれません。
過払い金優秀な弁護士に頼むか、裁判を起こさない限りそう簡単には和解できません。
貸金業者としてはまとめた方が少し借り手にメリットがあるので、その点を渋っているのでしょう。
実際には別々で計算して後で合算したとしても、そこまで金額が違うわけではありません。
過払い金を多くの人に支払うとなるとわずかな金額でも大きな金額になるので、抵抗をするのでしょう。
早期に過払い金を支払ってもらいたければ、多少面倒ではありますが別々に引き直し計算をして、過払い金を請求するようにしましょう。
まとめ
クレジット会社に過払い金を請求するとしても基本的な流れは消費者金融業者と大して変わりません。
「取引履歴の開示を要求→引き直し計算→過払い金の返還請求」の流れです。
過去にクレジットカード会社のキャッシングを利用した覚えがある場合には、一度弁護士に相談してみることをお勧めします。
とはいえ、いきなり弁護士に相談するのはハードルが高いと思います。
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利用したからと言って必ず依頼しなければいけないわけではないので、試しに使ってみることをお勧めします。