債務整理したら学資保険は解約が必須?あとで加入もできない?

債務整理 学資保険

  • 債務整理をすると学資保険を解約しなければいけないのか?
  • 債務整理をしたときに学資保険が強制解約となる場合とは?
  • 債務整理後に学資保険に加入することはできるのか?

など気になることがあると思います。

そこでこの記事では債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)と学資保険について詳しく説明していきます。

1.債務整理をしたら学資保険を解約しなければいけない?

債務整理をするとき子供のための学資保険を残しておきたいと考える人は多いです。

自分のためのものならまだしも子供のための保険ですからね。

子供の将来のためにも学資保険は解約したくないと思うのは当然のことです。

ただ債務整理をしたときに、学資保険は解約しなければいけないのでしょうか?

 

債務整理の種類によっては学資保険を解約しなければいけないことがあります。

そこで債務整理のそれぞれの種類についてみていきます。

・任意整理の場合

任意整理の場合は、自分の財産を処分する必要性はないので、学資保険もそのまま加入し続けることができます。

学資保険をそのままにしたいという場合には、まずは任意整理を検討してみましょう。

任意整理をしても借金が返済できないようであれば、他の方法を検討するという流れがおすすめです。

・個人再生の場合

個人再生も手続きを行うにあたって自分の財産を処分する必要はありません。

なので、学資保険に加入したままで手続きをすることができます。

ただ1つだけ注意点があります。

それは解約返戻金がたくさんある場合、借金減額効果が小さくなる可能性があります。

 

個人再生は手続きを行うことで、借金をおよそ5分の1に減らすことができます。

しかし、減額の条件は自分の財産までとなっています。

例えば、500万円の借金があるときに個人再生を行うと100万円まで減額することができます。

しかし、財産が300万円ある場合には300万円までしか減額することができないんです。

 

多額の解約返戻金がある場合には、その分自分の財産が増えてしまいます。

なので個人再生をしてもあまり借金が減らないという可能性があります。

どれくらいの解約返戻金があるかを把握したうえで個人再生を行うようにしましょう。

・自己破産の場合

自己破産を行うと、自分の財産を処分する必要があります。

家や車なども手放さなければいけないというのは有名ですよね。

学資保険も「解約返戻金が20万円を超える場合」は解約しなければいけません。

解約返戻金が20万円以下であれば、そのまま加入し続けることはできます。

 

何年も継続して学資保険を積み立てていると、高額な返戻金になるので、そういったのは財産とみなされます。

そのため解約して債権者に返済する必要性が出てくるのです。

2.自己破産したとき学資保険の解約を防ぐ方法はないの?

いくら借金の返済に困っていても、学資保険は子供の将来のための保険です。

長年積み立ててきた学資保険を何とかして解約を防ぐことができないのかと悩む人はとても多いです。

実は20万円を超える解約返戻金があっても、解約されないようにする方法が2つあります。

・貸付制度を使って学資保険の解約を防ぐ

保険の内容によっては、貸付制度があります。

貸付制度とは、解約返戻金を担保にしてお金を借りることができる制度です。

この貸付制度を使って、解約返戻金の金額を20万円以下にすれば解約されずに済みます。

 

例えば、60万円の解約返戻金がある場合、41万円借りることで、実質的に解約返戻金は19万円に減ります。

解約返戻金が20万円以下の保険になるので、自己破産をしても解約する必要がないんです。

 

ただこの制度を使うときの注意点としては、借りたお金は弁護士費用や生活になどに充てるということです。

ギャンブルや浪費に使うと、自己破産の免責が認められない可能性があります。

自己破産をするときには、大きなお金の流れがチェックされるので問題があると免責が認められない可能性があります。

なので、借りたお金の使い方には注意しましょう。

・自由財産の拡張で学資保険を守る

本来は自由財産に含まれない財産でも、状況によっては今後の生活に必要不可欠な財産とみなされる場合があります。

そういった財産を例外的に守ることができる制度が「自由財産の拡張」です。

この制度を使えば20万円を超える学資保険も加入し続けることが可能になります。

 

ただこの制度を使っても必ず認められるとは限りません。

あくまで裁判官や破産管財人の判断となるので、認められない可能性がある点には注意しましょう。

 

債務整理をしても学資保険に加入し続けることはできます。

将来に備えて学資保険のことを考えることも大切ですが、目の前の借金をどうにかすることも大事です。

もし借金の返済に困っているなら、一度弁護士に相談してみることをお勧めします。

 

とはいえ、いきなり弁護士に相談するのはハードルが高いと思います。

そこで匿名無料で使える借金減額シミュレーターを使うことをお勧めします。

匿名無料でいくら借金が減るかなどを弁護士に相談することができます。

利用したからと言って必ず依頼しなければいけないわけではないので、試しに使ってみることをお勧めします。

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3.債務整理後に学資保険に加入することはできる?

債務整理後に新たに学資保険に加入することは問題ありません。

 

債務整理をしても基本的には日常生活に影響は出ません。

債務整理をするとブラックリストに載りクレジットカード使えなくなったり、借金ができなくなったりします。

このように借金関係で少し不便な思いをするかもしれませんが、それ以外では何の支障もありません。

保険と借金は全く別物なので、債務整理後でも学資保険に加入することができます。

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