債務整理したら連帯保証人に請求がいく?迷惑をかけない方法は?

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債務整理をするときに

  • 連帯保証人がいる借金を債務整理したらどうなるのか?
  • 連帯保証人に迷惑をかけずに債務整理をする方法はあるのか?
  • 連帯保証人に内緒で債務整理をすることはできるのか?

など気になることがあると思います。

そこでこの記事では債務整理と連帯保証人について詳しく説明していきます。

1.債務整理をすると連帯保証人に迷惑がかかるのか?

消費者金融やクレジットカードでは、ほとんど保証人や連帯保証人を用意する必要がありません。

しかし、100万円以上借りる場合や銀行などで自動車ローンや住宅ローンを組む場合は、連帯保証人が必要になる場合もあります。

債務整理をした時に連帯保証人がどうなってしまうのでしょうか?

・そもそも連帯保証人とは?

単なる保証人であれば、3つの抗弁権が認められており、債権者から請求があっても反論し、場合によっては金銭的な損害が出ない場合もあります。

しかし、借金での保証人は単なる「保証人」ではなく「連帯保証人」が基本です。

連帯保証人は、保証人と違って、万が一借主が借金を返済できなくなった場合に、何も文句を言えずに請求を受け入れなければいけません。

なので、借金を借りた人が返済できない場合には、連帯保証人が代わりに返済する義務があります。

 

ただ債務整理をしたからと言って、必ずしも連帯保証人に迷惑がかかるというわけではありません。

債務整理の種類のよっては、連帯保証人に悪影響を及ぼすことなく借金を整理することもできます。

そこで債務整理の個別の種類で連帯保証人への影響を紹介していきます。

2.連帯保証人がいる借金を任意整理した場合について

任意整理の場合は、対象とする借金を選ぶことができます。

そのため連帯保証人に迷惑をかけたくなければ、連帯保証人付きの借金は任意整理の対象外とすることができます。

借金が返済できない時に連帯保証人に請求がいくので、任意整理で対象にしなければ、連帯保証人に請求が行くことはありません。

・任意整理なら整理しても連帯保証人に迷惑が掛からないケースも

仮に連帯保証人付きの借金を任意整理しても、連帯保証人に請求をされないケースもあります。

というのも、任意整理は個人再生や自己破産と比べて業者側にほとんど損害が出ません。

よく任意整理で減額ができると言われていますが、これはあくまで法律で定められた金利よりも高い金利を取っていた場合に減額ができるだけです。

昔は法律で定められた金利よりも高い金利(グレーゾーン金利)で契約させられることが多かったです。

その時にお金を借りていた人は借金を減額することができるのです。

つまり、余分に取っていた分を減額できるだけで、消費者金融やカード会社に損害を与えるわけではないのです。

また、任意整理の特徴としては将来利息のカットがあります。

将来の利息が取れないことは損のようにも思えますが、踏み倒しや夜逃げなどによって1円も返済されないより、はるかにましなのです。

今までの段階でも利益は出ているので、連帯保証人に連絡をしてまで取ることはしないケースもあります。

・任意整理後に返済ができなくなると連帯保証人に請求がいく

ただ注意したいのは、任意整理後の返済をきちんと行う必要があるという点です。

任意整理後の借金返済を滞納してしまうと、連帯保証人に請求がいくことになるので、任意整理後も油断せずに借金を返済するようにしましょう。

なので、もしも連帯保証人がいる場合でも、任意整理であれば、全く迷惑をかけることはないので、気軽に弁護士に相談をしましょう。

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3.連帯保証人がいる借金を個人再生・自己破産した場合について

個人再生や自己破産の場合、借金を整理する相手を選ぶことができません。

そのため個人再生や自己破産をした場合、回収できなかったお金については連帯保証人に請求がいきます。

 

個人再生の場合は、最大で9割の減額、自己破産をするとすべての借金を支払われなくなるので、業者にとっても損害が大きいです。

借金が回収できずに損害が出ないようにするために連帯保証人を付けているようなものですからね。

当然、残った借金については連帯保証人が返済していく必要があります。

借金の金額によっては、連帯保証人もあなたと同時に個人再生や自己破産を選ぶ必要があるかもしれません。

もしも個人再生や自己破産をする場合には連帯保証人についてのことも含めて弁護士に相談するといいでしょう。

・個人再生や自己破産をすると連帯保証人は一括返済する必要がある?

個人再生や自己破産をした場合、連帯保証人に請求が行くことになりますが、その時は一括請求されることが多いです。

「残った借金を一括で返済しろ」という要求です。

多額の借金の場合、連帯保証人が一括では返済できないということもあるかと思います。

その時は債権者に相談することで、分割で支払うことができることが多いです。

 

個人再生や自己破産を行うときには連帯保証人に迷惑をかけることになるので、手続きを行う前に一度相談しておいた方がいいと思います。

どんな方法で債務整理をするべきかは、あなたの状況によっても変わるのでまずは先に弁護士に相談することをお勧めします。

・まとめ

連帯保証人に迷惑をかけたくなければ、任意整理で返済する必要があります。

任意整理ではどうにもできない借金であれば、連帯保証人にそのことを告げ、今後の対策を一緒に考えていく必要があります。

まずはどういった債務整理の方法をとるかというのが大事になってきますので、専門家である弁護士に相談することをお勧めします。

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