- 【名前】木村弘樹
- 【性別】男
- 【年齢】36歳
- 【職業】会社員
- 【住んでいる場所】千葉県野田市
- 【借金額】260万円
- 【どこからお金を借りたか】アコム、武富士、アイフル、プロミス、ニコス
- 【借金の理由】ギャンブル・浪費
- 【何を滞納したのか】借金の返済
個人再生した経緯
わたしが36歳だったころのことです。
当時勤務していた会社では連日数時間残業があったため、毎日遊ぶ暇もないほど忙しい日々を過ごしていました。
しかしその頃、不況のあおりを受け残業が無くなったのです。
仕事が終わった後に暇な時間ができました。
このため暇つぶしを兼ねて軽い気持ちからパチンコをやるようになったのです。
最初は少額で遊んでいたのですが、だんだん使うお金が増えていき、大きく負けて自分の給料では生活費が足りなくなるようにもなっていきました。
ある月、友達の結婚式でお金が必要になりました。
しかしこの時もパチンコでお金を大きくすってしまっていたので、ついにアコムから借り入れをすることになりました。
その当時は毎日テレビコマーシャルで消費者金融の宣伝を見ていたためか、お金を借りることには何の罪悪感もありませんでした。
実際にお金を借りてみると、驚くほど手続きは簡単でした。
こんなに簡単に借りられるならもっと早く借りるんだったとすこし後悔したほどでした。
それからは生活費や遊ぶ金に困ると、すぐにATMでお金を借りる生活になりました。
そんな中、わたしは会社をリストラされてしまったのです。
この当時、まだ会社員として働いていたので、消費者金融への返済も無理なくできていたのですが、リストラされてからは返済にも困るようになりました。
それからはほかの業者からも借り入れるようになり、借金額は急速に増えていってしまったのです。
借金額が急速に増えたため、当然毎月の返済額も増えました。
しかし収入がないため、返済はいつも遅れがちでした。
しかし、少しでも返済が遅れれば怖そうな雰囲気の男性から電話が掛かってきます。
そんな電話への応対に悩み、ノイローゼの一歩手前までいってしまいました。
なんとか自分の借金問題を解決できないものかとネットで調べたところ、債務整理という方法があるということを知りました。
法律の専門家に相談すべきということだったので、弁護士事務に相談に行くことにしました。
相談のため事務所に伺うと、その弁護士さんはとてもよくわたしの話を聞いてくれました。
結局その場で受任していただくことになり、受任通知というものを各業者に送ってもらいました。
今から思えば、この日わたしの借金問題の大半は解決したようなものでした。
この日を境に、催促の電話もピタリとかかってこなくなりました。
わたしは最初、破産することになるのだろうと思っていました。
しかし弁護士さんのお話しではわたしの場合、破産が認められない可能性があるということでした。
ギャンブルで借金を作った場合には手続き上問題になりやすいということでした。
その後協議した結果、小規模個人再生という手続きをとることになりました。
弁護士さんに相談に行くまでは業者の主張するわたしの借金総額は260万円でした。
しかし、引き直し計算をしていただいた結果、借金は160万円に満たないということがわかりました。
そしてさらに再生手続きをすれば、わたしの総債務額は100万円ということになり、これを3年間分割で支払えばよいということになったのです。
裁判所での手続きもスムーズに進み、わたしは一度も裁判所に呼び出されることもありませんでした。
数ヶ月という時間はかかりましたが、大変な思いは一切せずに裁判上の手続きは終了しました。
そして平成23年の春から支払いを開始することができました。
その頃には再就職していましたので、返済は全く問題ありませんでした。
毎月毎月決められた額をきちんと振り込みし、ついに平成26年、完全に返済が終了。
一時は自殺さえ考えたほど大変だった借金問題が、こんなに楽に解決するとはいまだに信じられません。
弁護士さんには本当に感謝しています。
管理人からのコメント
この方は自己破産を決意して弁護士に相談をしましたが、結果としては個人再生を選びましたね。
このように自分では自己破産だと思っていても、弁護士に相談をしてみると別の方法を提案されることがあります。
自己破産よりも個人再生のほうが条件がゆるいので、問題のありそうな借金の原因でも一度弁護士に相談をしてみるといいですよ。
あっさりと問題が解決することも珍しくありません。