- 【名前】田中優
- 【性別】男性
- 【年齢】当時25歳
- 【職業】飲食店に勤務
- 【住んでいる場所】鹿児島県在住
- 【借金額】300万円
- 【どこからお金を借りたか】アコム、レイク、武富士
- 【借金の理由】学生時代のギャンブルが原因
膨れ上がる借金。ついに、任意整理を決意した!
私が初めて借り入れを行ったのは、22歳の大学四年生の時でした。
当時私は、友人たちの誘いからパチスロにはまっており、少ない仕送りやバイト代も全て注ぎ込んでしまっていました。
パチスロでの負けが続き、途方にくれていた頃、ある友人に「お金がないなら、借りればいい。スロットで勝てば返せる」と言われたのです。
その言葉にのせられて、気づけば本当に軽い気持ちで消費者金融のレイクへ向かっていました。
最初は5万円でした。こんなに簡単に借りれるんだと思いました。
この5万円をなんとか増やそうとパチンコ店へ向かいましたが、そのお金はあっという間になくなってしまいました。
「また借りればいい」簡単にそう思うようになっていました。
ですが、一社だけでは借りれできる金額に限度がありました。
そのため、アコム、武富士と合計3社に借り入れをしてしまったのです。
もちろん、学生の私には返せるはずもなく、どんどん借金は膨れ上がっていきました。
それでも、友人たちとパチスロに明け暮れる毎日でした。
友人たちにもお金を借りるようになりました。
そのうち、バイト先に、消費者金融から返済を催促する電話がかかるようになりました。
電話は個人名でかかってきましたが、バイト先の店長は薄々気づいていたようでした。
その当時付き合っていた彼女がいたのですが、私は彼女にもお金を借りていました。
ある時、私の留守中に彼女が私の部屋を掃除していました。
そこで、彼女は見つけてしまったのです。借り入れの明細を…。
同じバイト先で働いていた彼女は店長に相談したようです。
数日後、店長から呼び出しがあり、借金について正直に話をしました。
店長は親身になって話を聞いてくれました。
そこで、今度実家に帰ったときに親に相談するということになりました。
父親にも母親にも呆れられましたが、私は泣きながら話をしました。
うちにも借金を全て返せるお金はなかったため、友人などから借りた分だけは親が出してくれることになり、消費者金融から借りたものは毎月コツコツ自分で返していくことを約束しました。
それから、大学を卒業し、私は就職のために東京へ行きました。
借金は毎月返そうと思っていましたが、初任給で東京で暮らしていくのは苦しく、思うように返済できなくなっていました。
そのうち、休みの日にはまたパチスロへ行くようになり、いつしか借金の癖が戻っていたのです。
それでも、大学時代からの彼女とは付き合い続けており、その後鹿児島に転勤になって、結婚をしました。
そこであらためて彼女から借金について聞かれたため、私は借金が総額300万ほどあること、毎月6万近く返済しなければならないことを話しました。
彼女も最初は怒っていましたが、仕方なく返済に協力してくれていました。
そのため、生活はとても苦しく、毎月が赤字の日々。
ある時、彼女が「任意整理をしてみない?」と言い出しました。
二人でインターネットで調べ、ある法律事務所に相談してみることになりました。
任意整理は、弁護士の方や行政書士の方が消費者金融に直接掛け合って、借金の金額や利息を減らしてもらうことによって、返済額がかなり減額されるというものです。
良いことばかりではなく、もちろんブラックになってしまうので、しばらくは借り入れは一切できなくなります。
それでも、毎月6万の返済を続けて、いつ返せるのかわからないという状況から早く抜け出したいという思いから、お願いすることにしました。
結果が出るまで、半年ほどかかりましたが、毎月の返済額は3万円ほどまで下がり、5年で返せるということになりました。
借金があることに変わりはないし、まだまだローンも組めない状態ですが、任意整理をしていなかったら、妻がいなかったから、今頃どうなっていただろうと思います。
もちろん、もうパチスロはしてません。
完済まであと1年。頑張っていきます。
管理人からのコメント
ギャンブルをはじめてしまうと、借金をしやすくなりますよね。
ギャンブルが息抜きなのであれば、絶対にしてはいけないとはいいませんが、借金だけは絶対にやらないようにしないといけません。
この方は幸いにも彼女がいたことでスムーズに、借金の返済が済みましたね。
もしもいなければ、ズルズルと借金を重ねていた可能性も高いです。
なるべく早めに借金を整理したほうが、残りの人生をやり直すことができます。
借金に困っている場合は、弁護士に相談をしましょう。