- おまとめローンと弁護士の債務整理はどっちのほうが効果的か?
- 銀行や消費者金融のおまとめローンを利用するメリット・デメリットとは?
- 弁護士に債務整理の依頼をして借金をまとめるメリット・デメリットとは?
- おまとめローンと債務整理で迷っている人なら絶対に使ったほうがいいものとは?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事ではおまとめローンと弁護士の債務整理について詳しく説明していきます。
1.おまとめローンと弁護士の債務整理を徹底比較!
おまとめローンで借金を一本化すると借金の返済が少し楽になります。
借金の返済を楽にする方法としては他にも弁護士の債務整理があります。
弁護士は法律を使ってあなたの借金を減額したり、業者と交渉をして過払い分を取り返したりしてくれます。
弁護士にお金を支払う必要がありますが、その料金を支払ったとしても普通に返済していくより(おまとめローンを使った場合より)楽に借金を返済することができるのです。
そのため弁護士に借金の相談をする人が増えています。
ただおまとめローンと債務整理のどちらを選ぶべきかは人それぞれです。
そこでおまとめローンと債務整理のメリットデメリットをそれぞれまとめました。
おまとめローン | 弁護士の債務整理 | |
---|---|---|
メリット | 金利が小さくなる 月々の利息は減る | 確実に借金を減らすことができる |
デメリット | 払う必要のない借金を返済することがある 保証人が必要になる場合がある 返済期間が長くなり総返済額は増えることがある | 信用情報に事故情報が登録される 弁護士費用が掛かる(減額された額より安い) |
2.銀行や消費者金融のおまとめローンのメリット
・メリット1:低金利なので返済が楽になる
おまとめローンで借金の一本化をすることで多くの場合では金利が安くなります。
利息制限法により借金額が増えると上限金利が安くなるからです。
借金額 | 法定金利 |
---|---|
元本10万円未満 | 年20% |
元本100万円未満 | 年18% |
元本100万円以上 | 年15% |
こういった理由から複数の消費者金融やカードローン会社に普通に返済するよりも楽になることがあります。
少しでも安い金利でお金を借りるためにも金利が安い銀行などのおまとめローンを選ぶことをお勧めします。
・メリット2:返済先が一つになるから管理が楽
返済する業者の数が複数あると、業者ごとに返済日が異なるので、いつ返済すればいいのかよく分からなくなる場合があります。
ギリギリの生活をしている場合、つい返済日を忘れてしまい延滞になってしまうこともあるでしょう。
一本化することで返済先を一つにできるので、返済日も1つになり返済を忘れるリスクも小さくなりますね。
また、振込先が1社になることで振込手数料も減らすことができます。
・メリット3:信用情報に傷がつかない
多重債務が続いていると返済が困難になって、支払いが滞り信用情報に傷がつきやすいです。
信用情報に傷がつくと、その後、数年間借金をすることができなくなるので少し生活が不便になります。
しかしおまとめローンで借金を一本化すれば、支払いが滞る可能性も低くなります。
また毎月の返済額を減らすことで、今までよりも楽に返済することができます。
借入先が複数ある場合よりも信用情報が傷つきにくいです。
ただし、すでに61日以上延滞をしてしまっている場合はすでに信用情報が傷ついているので時すでに遅しです。
3.おまとめローンによる借金一本化のデメリットとは?
・デメリット1:審査が厳しく一本化できないこともある
一本化をすることで借り手側にはメリットが多いです。
貸し手側にとっては多額のお金を低金利で貸すことになるので、ハイリスクローリターンです。
そのためリスクを少しでも抑えるために、慎重な審査を行うようになっています。
少しでも問題な部分があると審査を通ることができないので、おまとめローンで借金の一本化を期待していてもがっかりするだけの場合もあります
正直、借金の返済に苦しんでいる人はおまとめローンの審査に通らないことの方が多いです。
ある程度支払いに余裕がある状態でないとおまとめローンで借金に一本化は難しいと思ったほうがいいでしょう。
・デメリット2:借金返済総額が増える可能性がある
メリットの方で「金利が減って返済が楽になる」と書きましたが、実は場合によっては「返済総額」は増える可能性があるのです。
というのも、おまとめローンで借金の一本化をすると金利が減ることでなんだか安心してしまい、毎月の返済額を減らしてしまうことが多いです。
すると、いくら金利が減ったとしても返済額を減らしてしまうと、返済期間が長くなってしまいます。
返済期間が長くなるとその分多く利息を支払うことになるので、返済総額は増えてしまうのです。
例えば、200万円の借金をしていて、金利と毎月の返済額が以下のようになったとしましょう。 借金をまとめる前:18%(金利)10万円(毎月の返済額) すると、合計の借金額はおおよそ以下のようになります。 ◆借金をまとめる前の合計返済金額 2,000,000(元本)+395,642(24か月の利息)=2,395,642円 ◆借金をまとめた後の合計返済金額 2,000,000(元本)+603,380(44か月の利息)=2,603,380円 |
このように20万円近くも差が出てしまいますし、返済期間も20か月も伸びることになります。
もしもおまとめローンで借金一本化するときには、なるべく毎月の返済額を減らさないようにしましょう。
・デメリット3:完済すると枠が広がり再び借金をする可能性が高くなる
おまとめローンで借金の一本化をすると今までに借りていた消費者金融やカードローン会社には、すべての借金を支払うので完済扱いになります。
多くの消費者金融では完済をすると、優良顧客となるので借り入れの枠の上限が広がります。(例えば、30万円→50万円)
すると、なんだか使ってもいいお金が増えたような感じがしてしまうので、ついお金を借りてしまう人がいます。
その結果として今まで以上に借金が増えてしまう恐れがあります。
デメリット4:保証人や担保を取られることもある
上でも紹介したように借金をまとめる場合、審査は非常に厳しいです。
ただ保証人や担保を用意することで審査が通ることもあります。
お金を借りられてラッキーと思うかもしれませんが、保証人や担保には気を付けてください。
もしもあなたが支払いをしなければ、保証人に借金の請求がいきますし、担保は借金返済に充てられます。
また保証人に迷惑をかけられないからと言って、債務整理ができず、ずっと苦しい状態のままで返済を続けなければいけない可能性もあります。
4.弁護士の債務整理で借金をまとめるメリット・デメリットとは?
・弁護士の債務整理のメリット
弁護士に借金の一本化を依頼する場合には、大きなメリットとして確実に借金を減らすことができるということです。
例えば、最も多くの人が選ぶ債務整理の方法は任意整理となっています。
任意整理では、引き直し計算を行い借金を減らした後に、利息なしで3年間かけて返済するという返済プランになります。
利息がなくなることで、毎月支払った分がすべて元本の返済に充てられるので、非常に返済が楽になります。
そのため毎月の返済額を、今の返済額よりも減らした金額で返済することも可能になります。
・弁護士の債務整理のデメリット
ただし、弁護士に任意整理を依頼する場合には、信用情報に登録されるので、5年間新たに借金をすることができなくなってしまいます。
借金ができなくなるので、多少不便にはなるかもしれませんが、日常生活に大きく影響が出るようなことはありません。
むしろ、借金が借りられなくなるで余計な借金をしなくなるので、まっとうな生活を送りやすくなると考えることもできますね。
借金をすると再び返済に苦しめられることになってしまうので、そういったのを防ぐという意味でもこういった仕組みになっています。
ただ信用情報に登録される以外のデメリットはないので、借金の返済に困っているなら一度弁護士に相談をすることをお勧めします。
>>とりあえず匿名無料で借金がいくら減るのか弁護士に相談するならこちら
5.借金の一本化と弁護士の債務整理どちらがいいのか?
借金一本化と弁護士の債務整理どちらの方がいいのかというのは、借金状況によって変わります。
ある程度返済に余裕がある場合であれば、借金の一本化で金利を減らして借金を返済していくというのはありだと思います。
借金の返済に余裕がない場合には、弁護士に債務整理の相談をすることをお勧めします。
借金の返済が苦しい状態で借金の一本化をしても、延命処置にしかなりません。
一時的にはしのげるかもしれませんが、結果として借金が増えて余計に借金の返済が苦しくなるパターンも多いです。
また借金の返済が厳しい場合だと、借金の一本化をするための審査が通らない可能性も高いです。
なので、借金の返済が苦しい場合には、弁護士に債務整理を依頼して確実に借金を減らすことをお勧めします。
とはいえ、いきなり弁護士に相談するのはハードルが高いと思います。
そこで匿名無料で使える借金減額シミュレーターを使うことをお勧めします。
匿名無料でいくら借金が減るかなどを弁護士に相談することができます。
利用したからと言って必ず依頼しなければいけないわけではないので、試しに使ってみることをお勧めします。
>>とりあえず匿名無料で借金がいくら減るのか弁護士に相談するならこちら