- 借金完済後は住宅ローンや自動車ローンを組むことができる?
- 借金完済後でもクレジットカードが作れない場合とは?
- 借金を完済してもローンを組むことができない場合とは?
- 借金を完済すれば信用情報は回復するの?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事では借金完済後のクレジットカードやローンについて詳しく説明していきます。
1.借金完済後にクレジットカード・ローンを利用できるのか?
多額の借金を抱えていたり、多重債務をしていたりすると、今後クレジットカードやローンを組むことは難しくなるのではないかと悩んでしまう人がいます。
しかし、昔借金があったという理由でクレジットカードが作れなくなったり、ローンが組めなくなることはありません。
そもそも借金を完済していなくても、途中の段階でもクレジットカードやローンを組むことができます。
・そもそも新しくローンを組むことができない理由とは?
毎月きちんと支払いをしているのにもかかわらず、ローンの審査に落ちることはあります。
なぜかというと、収入状況が悪い人や複数の業者から借金をしている場合などは審査に通りにくくなります。
他にも消費者金融のカードローンには、総量規制といって年収の3分の1以上はお金を借りられない決まりがあります。
自動車ローンや住宅ローンは、総量規制の対象外ですが、審査自体が厳しいのでカードローンなどで多額の借入があると審査に落ちやすい傾向があります。
・借金完済後は審査に通りやすくなる!
借金の完済後のほうがクレジットカードの審査やローンの審査は通りやすいです。
ローンの審査では、どこからいくら借金をしているのか?をチェックしています
多額の借金を抱えている人ほど、貸し倒れのリスクが高くなるので審査に落ちやすくなります。
完済後であれば、どこからも借金をしてない状態なので、経済状況がいいと判断されやすいです。
例えば、カードローンでお金を借りていた時には、自動車ローンは住宅ローンの審査に落ちた場合でも、完済後であれば審査に通る可能性があります。
2.借金を完済してもクレジットカードやローンを組めないことはあるのか?
何の問題も起こすことなく借金を完済したのであれば、普通にクレジットカードを作ったり、ローンを組むこともできます。
しかし、ある条件を満たしていると借金を完済している場合でも、新しくクレジットカードを作ったり、借金をしたりすることはできません。
その条件とは、信用情報に事故情報が載っている状態です。
信用情報に事故情報が載っているというのは、ブラックリストに載るとも言います。
信用情報に問題があると、お金を貸す側としても不安な要素が大きいので、どうしても審査に通りにくくなります。
ブラックリストに載っている状態では、いくら借金を完済したとしても、クレジットカードを作ったりローンを組んだりすることは難しくなります。
どういったときにブラックリストに載ってしまうのかについて詳しく説明していきます。
3.借金の返済で信用情報に事故情報が載る条件とは?
・借金の返済を61日以上遅れたことがある
61日以上返済を滞ってしまうと、事故情報が信用情報に載ってしまいます。
これは3回連続して借金の返済をしないことになるので、悪質な借主と判断されるというわけです。
借金返済を滞納した場合、どれくらいの期間ブラックリストに載っているのかと言いますと
- JICC:延滞継続中の期間、延滞解消日から1年
- ICC:取引期間中と呼び取引終了日から5年間
- 全銀協:取引期間中と呼び取引終了日から5年間
となっています。
仮に借金を完済したとしても、この期間が過ぎない限り、新しくクレジットカードを作ったり、ローンを組んだりすることは難しくなります。
・債務整理を行ったことがある
債務整理を行うということは、業者にとっては損害が出てしまうことにも繋がるので、こちらもブラックリストに載ってしまいます。
債務整理をした場合にはどれくらいの期間ブラックリストに載っているのかと言いますと以下のようになっています。
JICC | ICC | 全銀協 | |
---|---|---|---|
債務整理 | 5年間 | 5年間 | 5年間 |
民事個人再生 | 10年間 | 7年間 | 5年間 |
自己破産 | 10年間 | 7年間 | 10年間 |
一度ブラックリストに載ったからと言って、永遠にクレジットカードやローンが使えなくなるわけではありません。
これらの期間を過ぎれば、再び利用できるようになります。
自分の信用情報がブラックリストに載っているか確認するには、各信用情報機関の情報開示請求を行う必要があります。
基本的に同じ内容が書かれているのでどれか一つでも大丈夫です。
どれか迷ったならICCでいいと思います。