- うつ病で退職・失業して借金が払えなくなったらどうすればいいのか?
- うつ病で休職したいけど、借金があって収入がなくなるのは困る
- 借金苦でうつ病になってしまったらどうすればいいのか?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事ではうつ病の人の借金について詳しく説明していきます。
1.借金苦になるとうつ病になりやすい!
収入が少なくて、生活費に困ってお金を借りてしまうという人が最近は増えています。
一度お金を借りてしまうと、なかなか借金生活から抜け出すことは難しいです。
特に生活費に困ってだと、余分なお金があるわけではないので、返済に回すお金がないんですよね。
こんな風にして借金を抱えてしまうと、ずっと借金のことで頭を悩ませなければいけません。
「明日返済だけど、財布の中に5000円しか入っていない。生活していくお金すらないのにどうしよう」
「また滞納してしまった。なんて自分はダメな人間なんだ。」
「お金もないし、借金も返せないし、本当にこれからの生活どうなるんだろう」
と頭を悩ませ、将来に絶望してしまう人も多いのではないでしょうか。
こんな風に悩んでいると、うつ病になりやすいですよね。
会社でもこき使われて、色々と仕事を押し付けられたり、行きたくもない飲み会に行かされたりと精神的にきついことも多いですからね。
そういったのと合わさってうつ病になってしまうのでしょう。
それに真面目な人ほどうつ病になりやすいって言いますよね。
「お金を借りたら返すもの」という思い込みが非常に激しいのだと思います。
確かに、これは事実ですが、もう少し楽に考えましょう。
2.まずは病院でうつ病の診断を受ける
もし以下のようなうつ病の疑いがあるのであれば、病院の心療内科や精神科、神経科などに行ってください。
◆心の症状
- 憂鬱な気分
- 脱力感
- 不安感
- 絶望感
- 倦怠感
- 集中力の低下
- 自分を責める
◆身体的な症状
- 食欲不振
- 過食
- 頭痛
- 肩こり
- 動悸
- 胃痛
- 嘔吐
- 性欲減退
うつ病と診断されるかされないかで今後の対策が変わってくるからです。
もし本当にうつ病であれば、社会制度などを利用して、生活していくことも可能です。
また働いているときにうつ病と診断されたほうがいろいろと有利に働きます。
なので、もし病院でうつ病の診断を受けていない場合には、まずは病院に行くことから始めましょう。
もしすぐに病院に行くことが難しければ、とりあえずインターネットの簡易的なうつ病チェックを受けてみることをおすすめします。
3.うつ病で失業した場合には傷病手当がもらえる
病院に行ってうつ病と診断された場合には、早めに会社を休職や辞職したほうがいいです。
しかし、借金を抱えているとなると、そう簡単には仕事を辞められませんよね。
その後の収入がなくなると、生活もできませんし、借金も返済できません。
しかし、うつ病で会社を辞める場合には「傷病手当」がもらえます。
傷病手当は今の収入の3分の2の金額を最大で1年6か月支給してもらえる制度です。
例えば、月収が33万円の場合は22万円のお金がもらえます。
また傷病手当の支給が終わった場合でも、うつ病と診断されていれば障害基礎年金、障害厚生年金をもらうことも可能です。
はっきり言って、うつ病で会社を辞めるからと言って、収入面で心配する必要はありません。
働いていた頃よりも収入は減ってしまいますが、ひとまずはその失業保険で借金の返済をしていくこともできます。
傷病手当の詳細ついては全国健康保険協会「傷病手当金」の公式サイトをご覧になってください。
・失業保険よりも傷病手当の方がお得
失業したときには失業保険をもらうことができます。
しかし、うつ病で会社を辞める場合には傷病手当の方がお得です。
失業保険の場合、やめるときの状況によっても支給額と日数は変わります。
自主都合の場合、支給日数は90日~150日
◆失業保険の支給額
年齢 | 支給額下限 | 支給額上限 |
30歳未満 | 1984円 | 6750円 |
30歳以上45歳未満 | 1984円 | 7495円 |
45歳以上60歳未満 | 1984円 | 8250円 |
60歳以上65歳未満 | 1984円 | 7083円 |
支給日数だけを比べてみても、傷病手当の方がお得です。
なので、もしうつ病で仕事を辞める場合には傷病手当を申請してからやめましょう。
4.うつ病で借金返済ができないなら債務整理を検討する
うつ病の治療に時間がかかりそうなのであれば、早めに債務整理をして債務整理をして合法的に借金を減らすのがおすすめです。
債務整理をすることで、借金を減額することができ、無理なく借金の返済をすることができます。
どうしても休職・辞職すると収入がなくなり、借金の返済は難しくなります。
借金があるせいでうつ病にかかりながらも無理して働き続けることだけは絶対にやってはいけません。
うつ病で働き続ける場合やうつ病と診断されずに働かざるを得ない場合でも、少しでも借金の返済が楽になったほうがいいです。
そのほうが気持ち的にも楽ですし、長々と借金を返済するよりも、短期間で確実に返済をしたほうがいいです。
・うつ病でも働き続けられる場合には任意整理
任意整理の特徴としては、
- 将来かかる利息をカットできる
- 借金整理する業者を選ぶことができる
- 借金の減額は難しい
という特徴があります。
任意整理を行うと、3~5年かけて元本を返済していくことになります。
元本を返済する必要があるので、一定以上の収入がないと選べない債務整理となっています。
なので、うつ病でも働いていて、任意整理後でも借金を返済できるだけの収入がある必要があります。
また借金を整理する業者を選ぶことができるので、住宅ローンや自動車ローンを外して消費者金融やカードローン会社の借金だけ整理するということができます。
そうすれば家や車を残した状態で、借金の返済を楽にすることができます。
生活にあまり影響が出ない形で借金を整理することができるのが任意整理となります。
・働いていても元本の返済も厳しいなら個人再生を
任意整理は借金の元本を減らすことができないので、うつ病で収入が減ってしまったら返済するのが厳しいかもしれません。
その場合には個人再生で借金を減らすという方法があります。
個人再生は任意整理と違って、元本をおよそ5分の1に減らすことができ、原則3年の分割払いで返済していくことになります。
そのためうつ病で収入が減ってしまった場合でも、無理なく借金の返済を行うことができます。
・うつ病で失業して収入がなくなるなら自己破産を
うつ病で会社を休職・辞職するのであれば、自己破産を検討したほうがいいです。
収入が0になったらさすがに借金を自力で返済するのは難しいです。
自己破産をして借金を帳消しにしてしまったほうが、借金のことで悩まされずに済みます。
そのほうが早くうつ病から回復することができます。
うつ病から回復すれば、再び働き始めることもできますし、元の生活に戻ることができます。
なので、一度弁護士に債務整理の相談をすることをお勧めします。
うつ病になると、色々と辛いことが多いですが、少しずつでもいいので前に進んでいきましょう。
とはいえ、いきなり弁護士に相談するのはハードルが高いと思います。
そこで匿名無料で使える借金減額シミュレーターを使うことをお勧めします。
匿名無料でいくら借金が減るかなどを弁護士に相談することができます。
利用したからと言って必ず依頼しなければいけないわけではないので、試しに使ってみることをお勧めします。
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4.うつ病になったら生活保護を受けることも検討する
うつ病で働けなくなり収入が0になってしまった場合は、生活保護を受給できます。
生活保護もらうことができれば、働かなくても最低限度の生活を送ることができます。
ただ生活保護を申請するにあたって、注意点があります。
それは借金があると生活保護の審査が通らないということです。
生活保護は生活するためのお金なので、借金を返済に使ってはいけないことになっています。
借金を抱えていると、返済に使ってしまう人が多いので、生活保護の審査が通らないことの方が多いです。
そこで生活保護の申請をする前に自己破産をしておくほうがいいです。
自己破産をすれば借金をチャラにすることができるので、生活保護の審査が通りやすくなります。
自己破産をするには、手続きが完了し借金が0になるまで何か月も時間がかかります。
さすがにそこまで待っていると餓死してしまうことがあるので、自己破産の申請中ということでも審査が通ります。(厳密には自治体によっても違いますが)
自己破産をするときには弁護士費用や手続き費用がかかります。
傷病手当や失業保険などで少しでも収入にゆとりがあるときに、自己破産をしてしまったほうがいいと思います。
・まとめ
うつ病で無職になってしまったら、自力で借金の返済をするのは難しいです。
自己破産は国に認められている方法なわけですから、借金に困っているのであれば、やってみるのも一つの手だと思います。
借金について、いつまでも悩んでいるのではなく、なるべくすぐに行動を起こして問題を解決してい苦ことをお勧めします。
一歩一歩、歩いていくことが大事です。
借金からさっさと解放された方がうつ病も治りやすいですからね。
とりあえず弁護士に相談をするところから始めましょう。