- 夜逃げをしても借金の取り立てが来るって本当?
- 夜逃げをして借金の取り立てから逃げるための方法とは?
- 夜逃げをせずに借金問題をどうにかする方法はないのか?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事では夜逃げと借金の取り立てについて詳しく説明していきます。
1.借金の取り立てから逃げるには夜逃げしかないのか?
確かに夜逃げをすることによって、借金の取り立てから逃げることはできるでしょう。
夜逃げをすることによって完全に居場所が分からなくなりますからね。
ただ最近の消費者金融やカードローン会社、クレジットカード会社の取り立ては大分ゆるくなっています。
実は夜にひっそりと荷物を運び出して引越しをする必要はありません。
電話やはがきなどによる借金の取り立てくらいで、自宅にわざわざ訪問して借金を取り立ててくることはありません。
ただし闇金など違法な業者の取り立ては別です。
住所を知られている場合にはしつこく借金の取り立てを行ったり自宅にやってくることもあるかもしれません。
本当にヤバいところからお金を借りてしまったら、命の危険もあるので警察・弁護士に相談するのがいいでしょう。
2.夜逃げをしても借金の取り立てが来る場合も!
借金が原因の夜逃げをするにあたって特に心配なのは夜逃げをした後に、再び借金の取り立てが来るかどうかだと思います。
夜逃げをする目的が、「借金から逃げる」なわけですから、取り立てに見つかるかどうかというのを心配して当然です。
しかし、夜逃げをしたからと言って、借金の取り立てが止まるわけではありません。
間違った夜逃げの仕方をすることによって、夜逃げ後も借金の取り立てが来る場合があります。
それは住所変更(住民票の移動)をしてしまった場合です。
夜逃げはばれないように実行するのが基本で、夜逃げそのものは非常に神経を使って実行する方が多いです。
そのため夜逃げの瞬間はばれないことが多いです。
そもそも借金取りが自宅に張り付いているわけではないので、昼間に普通に引越しをしてもバレることはないでしょう。
しかし、夜逃げ後の生活を送るために住民票の移動を行ってしまうと、あなたの新しい住所が債権者にばれてしまいます。
借金の場合は、戸籍を見る権利があるので、住所を移動させると居場所が分かってしまうのです。
なので、もしも夜逃げをするのであれば、住民票なしで今後の生活を送る覚悟をした上で実行してください。
☆関連記事
3.夜逃げ後何年経てば住民票を移しても大丈夫なのか?
生活していくうえで、住民票というのはとても大切です。
国の保証などを受けるのであれば、住民票が大事ですからね。
例えば、病気にかかった時のために健康保険に入りたいから、住民票を移すということをしてしまう人がいます。
夜逃げすぐではなく、1,2年経ってからなら大丈夫じゃないかと思って住民票を移そうと考えている人もいますよね。
しかし、住民票は移した段階で借主に居場所がばれると思ってください。
特に業者は定期的に戸籍を調べている可能性が高いので、何年経っていようがばれると思った方がいいでしょう。
夜逃げ後に住民票を移せるようになるのは、借金の時効を迎えた後になります。
消費者金融やカードローン会社、クレジットカード会社などの法人相手であれば、5年で時効を迎えることになります。
ただ裁判を起こすことで時効を10年間中断することができるので、実質的には15年かかると思っておいた方がいいです。
なので、住民票を移せるようになるのは、借金の最終返済日から15年経過した後になります。
・住民票を移さないことのデメリット
借金の取り立てから逃げて借金を踏み倒すためには住民票を移さなければいけません。
しかし、住民票を移せなくなると、様々なデメリットがあります。
例えば、国民健康保険には加入できませんし、自分の住所の証明をすることも難しくなります。
公的な手続きをする際には住民票などが必要になってくるので、そういった面でかなり不自由な生活になるでしょう。
各種免許の更新をするときにも住民票の住所に届くようになっているので、使えなくなる可能性もあります。
また今後はマイナンバーによって住民票を移さなくてもバレる可能性があります。
なので、個人的には引っ越しをして借金取りから逃げるというのはお勧めしていません。
4.夜逃げをせずに借金の取り立てがこないようにする方法はないのか?
夜逃げをすれば借金の返済をしなくてもよくなるので、多額の借金を抱えている場合には、何とか夜逃げをしたいと考える人も多いです。
「住民票を移しても借金取りがこないようにする方法はないのか?」と考えるかもしれませんが、残念ながらそんな方法はありません。
借金の取り立てがこないようにするには、借金を返済するしかありません。
それ以外の方法では、どうしても取り立てが来る可能性が残ってしまいますね。
そもそもの話として「借金の返済に困っているから夜逃げをするんだよ」ということなのですが、この解決策は使えないと思います。
しかし、夜逃げをしなくても、借金を減額して自力で返済ができるようにする方法があります。
それは債務整理です。
弁護士に債務整理の依頼をすることで、合法的に借金を減らすことができます。
また債務整理の手続きが終了する前でも弁護士に依頼をした段階で、借金の取り立てが止まります。
債務整理は夜逃げのように住民票の問題もなくなるので、債務整理後は今までと同じように平穏な暮らしを送ることもできます。
はっきり言って夜逃げに比べて圧倒的にましな暮らしを送ることができるので、借金の返済に困っているのであれば、一度弁護士に相談することをお勧めします。
とはいえ、いきなり弁護士に相談するのはハードルが高いと思います。
そこで匿名無料で使える借金減額シミュレーターを使うことをお勧めします。
匿名無料でいくら借金が減るかなどを弁護士に相談することができます。
利用したからと言って必ず依頼しなければいけないわけではないので、試しに使ってみることをお勧めします。