アコムの借金返済体験談【生活費・40万円・大阪府】

  • 【名前】杉原哲也
  • 【性別】男性
  • 【年齢】22
  • 【職業】物流アルバイト
  • 【住んでいる場所】大阪府大阪市
  • 【借金額】40万円
  • 【どこからお金を借りたか】アコム
  • 【借金の理由】生活費に困ったため
  • 【何を滞納したのか】国民健康保険、年金、水道、携帯電話料金

友情まで壊れかけた金の問題。借金があると生活すべてが駄目になっていく。

大学を出た直後のアルバイト生活。

残業が多い職場だったので、大卒の初任給くらいは稼げていました。

お金には困らないし、まだ夢を追いたいような気持もあったので就職はしませんでした。

まだ学生気分も抜けておらず、将来について、またお金のことについても「なんとかなるだろう」という楽観がありました。

 

アルバイト先での連日の残業で疲れとストレスが溜まっていた頃、職場の人間とちょっとしたトラブルがあり辞職しました。

バイトなんてまた探せばいいだろうと考えていましたし、家賃など困ったときは親に頼ればいいという甘えもあったかもしれません。

人間、自分で思っているほど頑張れないものです。

アルバイトを辞めたあとは職探しもせずにダラダラと過ごす日々が続きました。

家賃の支払いはあまりにも大きく、また前職で下手に稼いでいた分、国保や市民税の支払いも大きく、すぐに生活費は底をつきました。
まずは親を頼りました。

しかしちょうど実家を改築したり、兄弟が結婚したりということが続いていて「もう援助できない」と言われてしまいました。

高校生時代からの親友に10万円借りて、なんとかその月は凌げました。

また翌月の支払いが迫ってきます。

昼夜逆転の生活を送り、就職活動はまったくしていませんでした。

どんどん無気力になり、お金が減っていき、焦りが募り動けなくなる……悪循環にはまっていました。

 

年金はもちろん、国保の支払いを滞納しました。

送られてくる赤い請求書。催促状。

「差し押さえ」の文字に、まさかとは思いながらも不安と焦燥感を煽られました。
水道と携帯電話料金も滞納しました。

止まったときに払って復旧してもらうしかないという判断でしたが、携帯電話はすぐに止まりました。

家賃は収入の3分の1程度に抑えておくのが良いと言われていますが、無収入になった私は完全に1LDKの一人暮らしを持て余していました。

 

人間、追いつめられると視野が狭くなります。

今でこそ冷静に考えれば、もっと家賃の安いところに引っ越すとか、国の生活支援制度を利用するなど選択肢があったわけですが、そのときはとにかく目の前の支払いをなんとかすることしか頭にありませんでした

そんな状態でなぜ働かないんだと周りは思ったことでしょうが、追いつめられた状態で身動きが取れなくなる、抑うつ状態だったのだと思います。

 

なんとか派遣の仕事を見つけましたが、給与の支払いは2か月後。

締日までを入れたら最初の給料支払いまで2か月以上ありました。

しかしとりあえず収入のめどが立ったこと、また何か仕事に就いたということで焦りはなくなっていました。

働いていれば給料は出るのだから、ということでアコムでキャッシングします。

最初は5万円を借りたのですが、この後すぐに限度額10万円まで使い切ることになります。

そして増額の案内が来るとすかさず追加でもう10万円。

さらに増額して30万円の借金が2か月待たずにできました。

派遣の契約が2か月で終了。

給料は支払われましたが、生活費に消えてしまい借金の返済までの余裕はできません。

 

カードローンで借りたお金もすべて生活費に消えてしまい、親友に借りた10万円はまったく返せません。

たまには会っていたのですが、10万円借りた状態では一緒に食事をするときも何か借りがあるような感じですし、お金を借りていながらずっと働かない私に親友は苛立ちを憶え始めます。

 

結局私は一人暮らしを断念し、三重の実家に帰ることにしました。

親と弟夫婦がいる実家で、借金を秘密にしながらしばらく無職生活。

肩身が狭いなんてものじゃありません。

 

実家で仕事を探すためにさらに親に借金して軽自動車を買い、派遣の仕事を見つけて働き始めました。

始めはストレスから散財が多くなり減らなかった借金も少しずつ減っていきます。

実家暮らしで家賃の支払いから解放されたことが返済を加速させてくれました。

親友にも返済でき、友情も復活しました。

10万円が大きいお金かどうかは分かりませんが、お金の問題は人間を駄目にしていきます。

 

管理人からのコメント

借金の返済に困ると、想像以上に頭が回らなくなってしまいます。

冷静な状況であれば、選ばないようなことも平気で選んだりします。

借金を返済できなくなるという恐怖はかなり大きいようです。

この方は無職だったために、あまりお金を借りられず予想以上に借金は膨らみませんでしたが、働いていたらもっと借金額が増えていたでしょう。

 

もしも借金額がどうしようもないくらい膨らんでしまったら、弁護士に頼るという方法があります。

弁護士に相談をし債務整理という方法を使えば、借金の減額ができるので今よりも返済状況が楽になります。

返済に困った場合の駆け込み寺として、弁護士事務所があるという感じですね。

借金の返済に困ってるのであれば、一度弁護士に相談をすることをお勧めします。

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