- 【名前】高田良樹
- 【性別】男性
- 【年齢】32才から42才くらいまでの間がたいへんお金に困っていた時期です。
- 【職業】会社員
- 【住んでいる場所】当時は神奈川県小田原市に住んでいました。
- 【借金額】600万円
- 【どこからお金を借りたか】主にモビット、セゾンカードと元嫁の実家などです。
- 【借金の理由】嫁の無能と浪費によるものです。
借金の返済に困り自己破産した体験談
今回は、わたしの借金とその返済に困り、結局自己破産に至ってしまったその経験談を書かせていただきます。
借金生活の始まり
わたしの名前は、高田良樹。
現在49歳です。
現在は、再婚して平穏な生活を送っていますが、借金生活に陥ったのは最初の結婚のときでした。
わたしは、27歳で3歳年下の女性と結婚しました。
当時は神奈川県の小田原市で暮らしていました。
その女性は、中小企業の社長の娘でお嬢様育ちの人でしたが、わたしは当時その会社で働いており、その社長の娘を恋愛結婚の末にもらったかたちでした。
結婚して数年間は共働きで収入もそれなりでしたが、わたしは仕事でいつも帰りがかなり遅く、そして家に帰っても嫁は全く家事をしておらず、家に帰ってからコンビニやスーパーへ晩御飯を買い出しに行ってできあいのものを食べるというような生活が続きました。
自分も仕事が忙しいというのがその理由でした。
わたしは仕事も忙しかったですが、家の片づけ、掃除や洗濯、ごみ出しと家事のほとんどをやらなければならない状態でした。
それで、結婚から5年ほど経ってから嫁には仕事を辞めて家事をしてほしい、わたしの収入だけでやりくりをしてほしい、と頼んだところ多少渋々ではありましたが、その願いを受け入れました。
ただ、ひとつ条件としては、嫁の実家が所有していた家に移り住むことでした。
それは、家賃も安くすみ良さそうなことに思えたので納得して受け入れました。
しかし、これが借金生活の始まりとなりました。
嫁の浪費癖とやりくりをしない、だらしなさ
そのようにして結婚して5年ほどしてから、新しい生活がスタートしました。
しかし、結婚生活の新しいプランもそんなに上手くは、行きませんでした。
嫁は、半年もすると結局家事を全くしなくなりました。
今度は体調不良が理由でした。
そして、針や整体など保険のきかない治療に通うようになっていました。
わたしは、その時点でお金をどうしているのか確認すべきでした。
しかし、当時はそれなりにやりくりをしているものと思っていましたし、それ以上に、仕事もさせていないのに家事もせず怠けている嫁に腹が立ち、あまり会話もない状態でした。
そして、そのような生活が3年ほど過ぎたある日嫁から相談があると言われました。
それは、嫁がいくつものカード会社に多額の借金があるということでした。
詳しく覚えていないのですが、セゾンカードなどを含めて4社のクレジットカード会社から合計約200万円の借り入れと100万円以上の買い物のクレジットがありました。
合計300万円でした。
当時のわたしの手取りは、月40万円でしたがそれでもやりくりも出来ず、というかそれまでもカードでお金を借りながらの自転車操業だったのがついにどこからも借りれなくなってどうしようもなくなり、ついに相談したというか白状したというわけです。
わたしは、親に相談しようと勧めたのですが、嫁は恥ずかしくてそれはできないと言うので、仕方なくわたしが、おまとめローンを組むことにになりました。
それでも事態は改善しなかった
おまとめローンは、モビットに300万円を申し込みました。
しかし、最初は200万円だけの融資となりました。
それで、キャッシングの部分だけを返済しました。
この時に、カードも通帳も全て取り上げて家計の管理はわたしがすべきでした。
しかし、これからは気をつけるようにと注意だけで済ませてしまいました。
それから、2ヶ月ほど経ってモビットから電話がかかってきました。
あと、100万円の追加融資ができるとの連絡でした。
モビットの担当者は、これで他の借金を全て返済してまとめてしまい、今後これ以上借金を増やさないようにしてください、と優しく助言してくださいました。
本当にその通りだなと強く感じました。
仕事を終えて自宅に帰り、さらに融資が受けれること、これで全て借金が返せることを報告しました。
すると嫁は、恐ろしいことをいいました。
そのお金は、借金返済には使わない、というのです。
とりあえず、キャッシングを返せたこの状態でやっていける、その新たに借りれた100万円はどうしても返済には使わないの一点張りでした。
わたしは、面倒くさくなってしまい、やりくりは嫁に任せているのだからとその場はそのまま嫁にすべて任せてしまいました。
その後は、紆余曲折がありまして、まあ予想通り借金は全く減ってませんでした。
減ってませんでした、という言い方をしたのは、この1年後に初めて借金の内容、状態を確認できるようになったからです。
その出来事の1年後にわたしは離婚することになったのです。
借金のことや仕事のことで疲れ果ててしまい、この生活を続けていく事ができなくなってしまったのです。
離婚の直前には、嫁がカードで50万ほどさらに買い物もしてました。
加えて、嫁の実家に借りていた家の家賃も払っていなかったということで、滞納分として150万円を請求されました。
わたしは、とにかくそこから離れたかったので、すぐにハンコをつきました。
このようにして、わたしは嫁が作った借金全てとそれを返済するために組んだおまとめローンに加えてさらに嫁の無能のせいで未払いであった家賃滞納分などをすべて自分の借金として受け入れました。
離婚するときに、わたしの借金は600万円になっていました。
終焉に向かって
独り身になって身軽になり、仕事は元嫁の実家の職場を辞めて別の会社に転職していたので収入は少し減りましたが、それでも最初はやっていけると思えていたのですが、嫁の実家への返済に額が少しずつ増えていくような設定になっており徐々に支払額が増えていき生活が圧迫されていきました。
そんなとき、ネットで債務整理についての記事を目にして、これですこしは楽になれるのだろうかと思い、ネットで調べた債務処理を専門としている弁護士事務所を訪ねました。
するとその弁護士事務所からは、わたしの借りていたクレジット会社などでは過払い請求などは期待できないし、借金の額や毎月の支払いの額などからいって自己破産することを勧められました。
そして、話をいろいろと聞かせていただきそのほうが自分にとっては良さそうだと思い、自己破産の道を選びました。
べつに土地や家、高価な車など資産などなにも持っていませんでしたから決めるのにそんなに躊躇はしませんでした。
手続きを開始してから、半年ほどで破産申告は認められ無事全ての借金から解放されました。
嫁の実家への支払いがなくなったことが一番精神的に自分を楽にしてくれました。
完全に解放された気分でした。
それからは、ローンも組めず、カードも作れず多少不便を覚えることもありましたが、まったくの無借金生活を続けられたのはよかったと思います。
今年で、破産から7年を迎えて無事クレジットカードも作れましたので多少便利に暮らせるようにはなりましたが、もう借金生活はこりごりです。
借金生活にならないようこれまでの無借金生活を続けていこうと心に決めて日々生活をしております。
以上が、わたしの借金と自己破産に至るまでの体験談でした。